忍者ブログ
ネタ置き場。ここから拾い上げる事もあるかもです。
  2026/07/25 [10:04] (Sat)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




  2008/11/25 [17:51] (Tue)
【ミルフィオーレ】黒猫シリーズ

本誌ネタバレ。
メロウ×白蘭……のような。
でも登場は正一とスパナ。
続きを読むにてどぞ。







「なぁ、マサ。説明してもらえるよな? スパナも」
「メロウ……」

 正一はぐっと歯を噛み締めて、背後にまだ幼い少年を庇っている。
 共にいる顔面ガーゼの青年は、恐らくスパナ。
 隊服を脱ぎ捨ててTシャツ姿になった正一は、その童顔も相まって少年のようだ。

「それ、沢田綱吉だよな。ボンゴレデーチモ」
「メロウ、どうして」
「どうして? 俺の任務はお前の援護だぜ。キツネもゲンもやられたって聞いて、急いで駆け付けたんだよ」

 正一の後ろに庇われた少年――ボンゴレは、怯えたような視線をメロウに向けている。こんなのが次期ボスだなんて、ボンゴレが滅ぼされるのも仕方ない。
 更に後ろに、ボンゴレファミリーらしき人物たちがいる。
 苦渋に満ちた正一の顔を、メロウは冷たく見据えた。

「お前らも、裏切るのかマサ、スパナ。お前らも、しろを、俺を」
「メロウ、ウチは裏切るつもりはない」
「じゃあ何でそいつらといる!?」
「今、研究したいのはボンゴレだ」
「同じだよ、何と言おうと」

 吐き捨てて、指輪を取り出す。白蘭から託された、風のマーレリング。
 苦い思いが胸に広がっていく。
 忘れていた筈の感覚が蘇ってきて、胸ポケットにしまってある銃を取りそうになる衝動を必死に押さえた。
 駄目だ。ああでも彼らは裏切った。信用はしていなかったけれど、気に入ってはいたのに。

「……同じだ、あいつらと」
「メロウ!」

 匣を取り出したメロウを諫めるように正一がメロウの名を呼ぶ。
 聞きたくない、裏切り者の言い訳なんて。
 お気に入りじゃなかったら、とっくに殺してるのに。
 さあ、マサ。お前はどんな言い訳を吐き出す。

「メロウ、止めなきゃいけないんだよ、今! この時代じゃなきゃ白蘭サンは止められない!」
「……」
「そうしなきゃ、人類は……世界は破滅する」
「それが?」
「メロウ!?」

 信じられないとでも言いたげに正一も、ボンゴレも、他の奴らも思い切り目を瞠った。
 何を驚く事がある。メロウはワイルドキャット、誰にも縛られず生きたいように生きる。
 炎を注入すれば、匣から勢い良く黒豹が飛び出した。メロウの相棒である。

「俺はワイルドキャット、生きたいように生きるんだよ。だから俺は、まだしろといる」
「メロウ……!」
「そいつらを逃がすなら逃がせばいい。しろの障害になるなら、何処までも追い掛けて追い掛けて、消す。例え相手がスパナだろうとマサだろうと、俺がそうしたいと思う限り」

 そう、白蘭だけは、もう一度。
 もう一度、信じてもいいかもしれないと思った人間なのだから。
 お気に入りが二つ減るだけなんて、白蘭を失う事に比べたらなんて事はない。

「行くぜ」

 ほんの少し、胸が痛いだけだから。




+++++++++
土曜日に本誌読んでから頭の中にあって、我慢できずに書きあげたものです;
メロウはボンゴレ側と関わらせないって決めてたのにっ( ̄□ ̄;)!!
止まらない自分の妄想が恨めしい……
でも伊御の許可出たので乗っけてしまった次第です。
PR



Comment
Name 
Title 
Mail 
URL 
Comment 
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


[55] [54] [53] [52] [51] [50] [49] [48] [47] [46] [45
«  Back :   HOME   : Next  »
プロフィール
HN:
snow
性別:
女性
職業:
一応学生
趣味:
サイトめぐり、創作
自己紹介:
In the blue sky の管理人の片割れ。
頭の中は常に18と69と27と雫(夢主)
18と69は攻めと主張。
上二名の27以外(夢は別)のカップリングは受け付けないという特異体質
上二名以外は割と雑食
コメントありましたらお気軽にどうぞ
最新記事
(05/27)
(05/12)
(01/29)
(01/29)
(11/10)
ブログ内検索
最新コメント
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ [PR]